What can you see from there? 2021. 4. 22

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indian chai cup
What can you see from there?

 

 

 

 

 

 

 

これはインドの素焼きのカップです。今でこそ、インドでもプラとか紙とか違う素材もみかけますが、昔から使われているのがこの素焼きのカップです。このカップの素敵なところは、飲んだら、その場で地面に叩きつけて割る使い捨てのカップなのに、割れた破片は雨風で土へと還り、またその土で職人がカップをつくるスーパーエコなところ。チャイを飲み終えた後に、割って土へと還すことで、新しい材料を使うこともなく、職人さんはまたカップを作ることができる、環境に優しいだけでなく、仕事と伝統をも守っているカップです。

世界が落ち着いて、インドに行く機会があれば、是非試してみてください。口当たりも違って、素焼きのカップで飲む特別感を味わえます。

今日はアースデイということで、またこのカップのことを考え直しました。明日のお休み明けから、テイクアウト用カップ(ホット)のリット(蓋)をプラ素材から紙素材のものに切り替えます。

インドの素焼きに比べると、まだまだその優しさには程遠いですが、わたしたちにできることをすこしずつ考えて、手に取るものをしっかりと選択し、一歩一歩実践していくことが「今」できる最大限のことだと考えています。

まだまだわたしたちだけでは、足らない部分も多くあります。だからこそ皆様のご協力も必要です。マイ・タンブラーをお持ちの方はご持参いただければ嬉しいです。蓋が不要の場合は、お声がけいただければ、ごみも少し削減できて、チャイの香りをより楽しんでいただくこともできます。

わたしたちのような小さなお店の ほんの小さな一歩を積み重なることで、手に入れやすい身近なものがより地球に優しいものへと変わっていく大きな一歩に繋がっていくのだと信じています。まだまだ考えることもやらなければいけないこともたくさんありますが、少しずつみんなで変わっていけたらと思っています。

そんなことを憶わせてくれるのがこのチャイカップで、インドはやっぱり素敵な場所だなと思うアースデイの今日です。

明日からまたよろしくお願いします!